瀬戸内海と日本海との結節点でもある関門海峡は、陸路と海路の十字路を形成し、古くから西の門戸として多くの人や物資の交流が行われてきました。そのことから、日本の歴史が大きく動くターニングポイントの舞台となることが多く、数々の歴史的観光資源が存在しています。しかしながら、これら歴史を題材とした観光コンテンツが不足しており、新たなコンテンツ造成と認知向上施策が求められていました。

宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った「巌流島の戦い」は、新日本プロレスが二度に渡って企画したプロレスの試合の名前としても有名です。この、新日本プロレスによる、伝説のプロレス「アントニオ猪木とマサ斉藤の巌流島の決闘」を題材にしたショートフィルムを、参加者が主人公として俳優になりきり、記憶と記録に残るツアーコンテンツを造成しました。

体験コンテンツを造成することで地域資源の活用に可能性を感じるとともに、本取り組みが話題となり、TV番組やメディア等で取り上げられました。様々なメディアを通じて紹介されることで、国内における「巌流島」の認知向上に繋がっています。