「下関北九州道路」都市計画決定のお知らせ
令和7年12月23日、関門海峡エリアの新たな大動脈となる「下関北九州道路」について、都市計画決定の告示および環境影響評価書の公告が行われました。長年の検討を経て、具体的なルートや構造が正式に決定されたことは、関門エリアの持続的な発展に向けた極めて大きなマイルストーンです。
一般社団法人海峡都市関門DMO(関門DMO)は、これまでも本道路の早期実現に向けた機運醸成活動に積極的に参画してまいりました。今後は「開通を見据えた地域マネジメント」へとフェーズを移し、このインフラを最大限に活かすための連携を強化してまいります。

参考:下関北九州道路について
■ これまでの参画実績
私たちは、行政や経済界と連携し、下関北九州道路の必要性と可能性を訴え続けてきました。今回の都市計画決定は、こうした地域一体となった活動の結実でもあります。
2025年4月25日:「下関北九州道路シンポジウム」への参加
https://kanmon-dmo.org/news/20250328
専門家や地域住民と共に、新ルートがもたらす都市圏の活性化について議論を深めました。
2025年8月19日:「下関北九州道路整備促進大会」への参加
https://kanmon-dmo.org/news/20250819
早期事業化を求める大会に参画し、地域経済の発展に不可欠なインフラであることを強く発信しました。
■ 未来への架け橋、概要決定
今回決定された計画は、下関市彦島と北九州市小倉北区を結ぶ約8kmのルートです。既存の関門トンネル・関門橋に加え、第3のルートが整備されることで、交通ネットワークの強靭化(リダンダンシー確保)はもちろん、新たな観光周遊ルートの創出が期待されます。
【計画概要】
区間: 下関市彦島 ~ 北九州市小倉北区西港町
延長: 約8km(4車線)
■ DMOとしての今後の取り組み
ハード(道路)の整備に向けて、私たちDMOはソフト(観光・地域経営)の準備を加速させます。「道ができる」ことをゴールとせず、開通によって生まれる新しい人の流れを地域の隅々まで波及させ、経済効果を最大化するための戦略(スマートツーリズムの推進、受入環境整備など)を、地域の事業者様と共に構築してまいります。
【行政からのお知らせ:図書の縦覧・公表について】
本決定に伴い、以下の通り都市計画決定図書および環境影響評価書のインターネット公表が行われています。詳細は各公式ホームページをご確認ください。
山口県ホームページ
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/130/327073.html
北九州市ホームページ
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/08000213_00002.html
お問い合わせ先
山口県決定分: 山口県土木建築部 都市計画課(083-933-3733)
北九州市決定分: 北九州市都市戦略局 都市交通政策課(093-582-2518)
