インターンシップ概要
人口減少や旅行者ニーズの多様化が進むなかで、地域と観光の関係は大きく変わろうとしています。地域が長く豊かであり続けるために、観光をどうデザインするか。その問いの重要性は、ますます高まっています。
海峡都市関門DMOは、下関と北九州という海峡を挟んだ2つの都市をひとつの観光圏として結び、この地域の魅力を国内外へ届けていく「地域マネジメント」に取り組んでいます。そして、その担い手を育てるために行うのが、このインターンシップです。
関門DMOのインターンシップは、ドイツの「デュアルシステム(Duales System)」の理念に着想を得ています。デュアルシステムとは、もともとドイツの職業訓練制度を指す言葉です。「デュアル(dual=二元的な)」という名のとおり、企業での実務訓練と職業学校での座学という二つの場を並行して行い、若者が働きながら学び、一人前の職業人へと育っていくことを目的とした、国の仕組みです。
私たちは、この制度をそのまま導入しているわけではありませんが、「働きながら学ぶ」というその理念に強く共感しています。だからこそ、関門DMOのインターンシップは、一般的なインターンとは少し違います。特定の業務だけを切り出してお願いするのではなく、一人のスタッフとして実務に携わっていただきながら、その経験そのものを通じて成長していく。インターン期間そのものを、皆さんを育てるためのカリキュラムとして設計しているのです。
働くことと学ぶことを切り離さない。その積み重ねが、どんな道に進んでも揺らがない力になると、私たちは信じています。
本インターンシップでは、「現場で働く」「地域を深く知る」「持続可能な観光を考える」という3つの実践を通じて、観光まちづくりのリアルを体験していただきます。地域の課題をどう見つけ、どう向き合い、どう形にしていくのか。その一連のプロセスを、当事者の一人として学ぶことができます。
現場で働く
観光客向けのSNS情報発信やWebサイト制作のサポート、地域の観光事業者の支援など、DMOの実務を体験します。地域観光ビジネスの基礎やマーケティング戦略についても、現場で手を動かしながら学びます。
地域を深く知る
関門海峡エリアに足を運び、現地調査(フィールドワーク)を行います。地域の事業者や観光の現場に触れながら、このまちが持つ魅力と課題を、自分の目で確かめます。
持続可能な観光を考える
関門海峡エリアの新しい体験プログラムやツアーの企画立案に取り組みます。一過性で終わらせず、地域が長く豊かであり続けるための観光とは何かを、企画を通じて考えます。
